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占いが当たる本当の訳(バーナム効果の罠)

血液型占いや星占い、手相や姓名判断、易やカード占いなどさまざま占いがあります。

あと、一時期、動物占いなども流行っていましたね。

テレビや雑誌などでも馴染み深い占いですが、占いにはとても怖い一面があります。

それは、マインドコントロールをかけられる危険性が高いことです。

占い師は、よく「経験則をまとめたものだから当たる」と言います。

しかし、そうなのでしょうか?

仮に、経験則を見出した人がいたとしても、その人の主観で作っているとは考えられないでしょうか?

その証拠に、個別の鑑定を受けても例外なく誰にでも当てはまることしか口にしません。

しかし、占いを信じている人にとっては「当たっている」と勘違いさせてしまうのです。

 

これを「バーナム効果」と言います。

「バーナム効果」とは

「バーナム効果」とは、誰にでも当てはまることをあたかも自分や特定の人にだけ当てはまるように勘違いしてしまうという心理効果のことです。

【引用記事】バーナム効果wikipediaより抜粋(https://ja.wikipedia.org/wiki/バーナム効果)

バーナム効果(バーナムこうか、Barnum effect)とは、星座占いなど個人の性格を診断するかのような準備行動が伴うことで、誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分、もしくは自分が属する特定の特徴をもつ集団だけに当てはまる性格だと捉えてしまう心理学の現象。

概要

1956年アメリカ合衆国心理学者ポール・ミール(P.E.Meehl)が、興行師 P・T・バーナムの "we've got something for everyone"(誰にでも当てはまる要点というものがある)という言葉に因んで名付けた。アメリカの心理学者バートラム・フォアen:Bertram Forer)の名をとってフォアラー効果(Forer effect)ともいう。被験者に何らかの心理検査を実施し、その検査結果を無視して事前に被験者とは無関係に用意した「あなたはロマンチストな面を持っています」「あなたは快活に振舞っていても心の中で不安を抱えている事があります」といった診断を被験者に与えた場合、被験者の多くが自分の診断は適切なものだと感じてしまうが、この現象を「バーナム効果」と呼んでいる。

 

例えば、生まれ持つ性格などを鑑定し、
「あなたは宿命から言って活発な性格だ」
とか
「あなたは宿命から言って頭が良い。それがゆえに即座に行動できない面がある」
などと言ったりもします。

ですが、人は皆、活発な面もあれば消極的な面もあります。

特に、好きなことであれば引っ込み思案気味な人も活発になりますし、普段から前向きな性格の人でもやりたくないことに対しては消極的になります。

人は、その場面場面で、性格も変わるものです。

また、占い師がある人に、
「今は、変化を示す宿命にある。だから新しいことを積極的に行った方がいい」
と言い、違う人には、
「今後、運気が停滞する宿命にあるから新しいことに手を出さない方がいい」
と言います。

しかし、運気が変化する時でも停滞する時にも新しいことに目を向ける姿勢は大切です。

逆に、どんな時でも今まで積み重ねたことを大切にすることを忘れてはいけません。

これらのことは、運気や宿命に関わらず心掛けていた方が良いことです。

冷静に考えれば当たり前のことです。

ですが、占いにハマり、信じ込んでしまう人もこの世の中にはいます。

 

これこそが「バーナム効果」のなせる技です。

「確証バイアス」とマインドコントロール

なぜ、バーナム効果に陥るのでしょう?

このような時、人は視野が著しく狭くなっています。

これは、催眠という視野が狭くなる変性意識という状態です。
【関連記事】催眠とは(意識が狭窄する変性意識

バーナム効果は、催眠状態に陥った時に起こしやすいのです。

この状態になると、大脳皮質にある思考や判断力を司る前頭連合野の働きが低下してしまい、他人の言うことを無批判に信じやすくなっています。

これは、他者からマインドコントロールを受けやすくなることを意味しています。

時々、芸能人が占い師によってマインドコントロールされてしまっていたというニュースを目にしますが、これは占いによって催眠状態に誘導され、占い師の言うがままになってしまっているためです。

催眠状態に陥ると、より深い催眠に陥っている人から無意識の支配を受ける傾向があり、これを「変性意識カースト」と名付けました。

【参考記事】変性意識カースト(人間関係に潜む背景)

このように、占いを受ける人よりも占い師の方が深い催眠状態にあり、変性意識カーストによってマインドコントロールを受けてしまうのです。

なぜ、占い師の方が深い催眠に陥っているのでしょうか?

それは、占い師は占いを強く信じ、占いの知識を頭に刻み込んでいるからです。

知識を覚えることは大切なことですが、その知識に対して反証(疑問)を持たなければ、本当の意味での知識ではありません。

ですが、占いの知識というものは反証する余地がないため言われた通りに覚えるほかありません。

知識に対して、反証や疑問を持たずに信じ込むと「確証バイアス」という心理状態になります。

【引用記事】確証バイアスwikipediaより抜粋(https://ja.wikipedia.org/wiki/確証バイアス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

(かくしょうバイアス、confirmation bias)とは、認知心理学社会心理学における用語で、仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと[1]認知バイアスの一種。また、その結果として稀な事象の起こる確率を過大評価しがちであることも知られている[2]

このような心理状態になると、占いによる鑑定にだけ意識が向かい、それに反することを認識できなくなります。
このような時、人は客観視することが出来ない主観に囚われた状態になり、無批判に占いを信じようとしてしまいます。


占い師という人たちは、占いの知識を得ることで催眠を深め、「バーナム効果」や「確証バイアス」を強めているのです。

変性意識カーストを脱却するためには

占いを勉強することで占いにハマり込み、自ら催眠を深めていることを意味します。

分かりやすく言えば、思い込みを強くしていることです。

そして、思い込みを強くしてしまうのが催眠のなせる技なのです。

このような思い込みの強さは、言葉の強さ(決めつけ)になり、人へ与える影響力も強くなります。

占いを受けようと思っている時、進路に悩んでいたり、物事が好転しないなどのネガティブな時で、気が弱くなっています。

その時に、占い師の強い言葉に影響を強く受けても不思議ではありません。

そうして、次第に考えていることがあると、日取りや行く末を占い師に聞いてからしか行動を起こせないようになってしまいます。

これは、占い師に対しての依存状態です。

そうして、徐々に自分自身の自己が失われ、占い師に依存しなければ生きていけない無意識の支配を受け続ける状態が作られるのです。

これにより、無意識レベルで不安や恐怖といった精神的ストレスに晒された状態になり、気づかないうちに心身に疲弊させてしまいます。

そうなると、占い師による無意識の支配から抜け出すことが困難になります。

ただ、無意識の支配から抜け出す方法があります。

それは、体からのアプローチです。

無意識の支配下に置かれている時、無意識レベルで体を過緊張させています。

この過緊張状態が解ければ、催眠状態から脱却することができ、知的な思考を取り戻すことができます。

そうすれば、思い込みに支配されることがなくなります。

そのためのアプローチとして提唱しているのが「脱力トレーニング」です。