慢性的な痛みや不調、ストレスを抱える人の多くは、体の深部が冷えています。
このような場合、患部をマッサージしても、整体で骨格を矯正しても症状を改善することはできません。
体の冷えを改善するためには筋肉を動かすことが一番ですが、体の深部まで冷えていると内臓の働きが悪くなり、体を動かすだけのエネルギーが不足し、体を動かすことが億劫になります。
ヒーリングによって内臓の働きを良くなると体の深部が温まり、代謝が良くなり、自然治癒力が高まります。
ヒーリングによって脳の働きが活性化されると内臓の働きが高まり、自律神経のバランスが整い、冷え性が解消されたり、精神的ストレスから解放されるなどの効果が期待できます。
ヒーリングとは
ヒーリングとは癒しを意味するエネルギー療法で日本ではあまり知られていませんが、海外では代替医療として広く取り入れられており、医療の現場でも密かに注目されております。
その歴史は古く、医療の原点とも言われ、世界中に存在すると言われています。
その中でも代表的なヒーリングが気功とレイキ(霊気)です。
気功は、中国で行われていた導引術などから宗教的な概念を排除して体系化したものと言われ、自身の身体の気の流れを整えて生命エネルギーを高めることを主な目的とし、高めた気を治療や武技に用いると言われています。
レイキは、大正時代に日本で誕生して、その後、世界中に広がったエネルギー療法で、人に施すことを目的にしてしていると言われています。
気とは
気とは、東洋思想における「万物の根源」のことです。
なので、東洋医学をはじめとする東洋思想は気の流れを前提としています。
気は「万物の根源」と定義しているのが東洋思想なので、それにならえば、気は人体にも存在することになり、人が活動するために働く生命エネルギーの総称であると言えます。
多くの方は気を感じることはできないかもしれませんが、気は誰もが持っているものです。
気の正体
不調のある所には必ず気の滞りや気の不足が見られます。
気功やレイキをはじめとしたヒーリングは、気の反応に応じて気の流れを調整することを目的としています。
ですので、私どものように整体やヒーリングを行っているものにとっては気を感じれた方が都合が良いため、おのずと気を感じとれるようになります。
ですが、多くの方には気を感じる必要がないため、その感覚が鈍くなっています。
では、気の感覚の正体は?といいますと、磁気の感覚だと考えています。
(人体には磁気を感じる受容器はないと言われていますので、あくまでも仮説ではありますが)
なぜならば、人の身体には神経が張り巡らされており、神経は電気信号を伝える器官であり、電気が流れるところには必ず磁場が生じるからです。
既存のヒーリングのメリット、デメリット
気功
気功は、身体を動かしながら行うことで気が流れやすくなり、気を高めることができるメリットがあります。
ですが、気の流れに意識を取られるとエネルギーが脳に集中してしまい内臓の働きを悪くしてしまう恐れがあることがデメリットです。
外気功を行うと気が消耗すると言われるのは、内臓の働きが悪くなるためです。
また、意図的に気をコントロールして気を高める行為は自己催眠に陥る危険性があり細心の注意が必要です。
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レイキ(霊気)
レイキでは、気の流れを感じられるようになる儀式(霊授またはアチューンメント)を施してもらうことで、気の感覚が掴みやすいというメリットがあります。
これは、催眠の技法を用いて潜在意識に働きかけ、気を感じる能力が引き出されるからだと考えられます。
意図的に気をコントロールしようとしないので、外気功のように内臓の働きが悪くなりにくいが、その反面、体のケアを怠っていると気の流れが悪くなりヒーリングの効果が低くなることがデメリットです。
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