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冷え性などでお悩みの方

冷え性を改善するためには

  • 自律神経の働きを整える
  • おなかを暖め、頭を冷やす
  • 運動をして基礎代謝をあげる

ことが必要です。

 

ですが、深部体温が高くならないと自律神経のバランスは良くなりません。

 

そして、頭を冷やすこともおなかを暖めることも難しいという問題があります。

 

本当は水で頭を冷やせば体の冷えが軽減するのですが、冷え性の方にその方法は酷だと思いますし、体の状態によっては逆に体の体温を奪う恐れがあります。

 

おなかをカイロなどで温めても、表面は暖まりますがその熱は深部までは伝わりません。

 

逆におなかの表面を暖めることで、その部分の血管が開き、深部の熱が逃げてしまいます。

 

また、手足を温めても暖めたとしても血管が開き、深部の熱が逃げてしまいます。

 

なので、深部の体温を上げなければ本質的に冷えを解消することはできないのです。

 

例えば「生姜が体を温める」とよく言われますが、それも誤解です。

 

生姜には血管を開く働きをする成分が含まれているからです。

 

その作用によって血管が開き、そのことで深部の熱が逃げてしまい結果、体温が下がるのです。

 

なので、意識して生姜を取る時には体の熱が逃げないように気をつける必要があります。

 

このように考えていくと、確実なのが運動です。

 

あと、運動を行う上で大切なのが食事です。

 

体を動かすためにはエネルギー源が必要だからです。

 

最近、栄養失調の人が多いといわれます。

 

飽食の時代に栄養失調?と思われるかもしれません。

 

炭水化物過多で脂質、タンパク質主体のアンバランスな食べ物に偏りがちで、それ以外のビタミン、ミネラクが不足しがちです。

 

そして、何より「脂肪とお肉はカロリーが高いから太る」という誤解によって、脂肪とお肉を控えてしまい、このことで冷え性になる人もいます。

 

脂肪を摂ったからと言って太るというのは誤解です。

 

また、お肉を食べて消化する時に多くのカロリーを消費するので、熱を発生されてくれます。

 

なので、冷え性で悩んでいる人は、お肉を食べるようにした方がいいです。

 

このように、カロリーに気を使いすぎると体が冷えて、代謝が悪くなってしまいます。

 

このことも冷え性の原因になっているのでしょう。

 

熱を多く発生させるためには、カロリーの高いものを取らなければいけませんので、適度に脂質を取ることも大切です。

 

そして、お肉に多く含まれるたんぱく質は、筋肉の原料になり、熱を発生させやすい体質になります。

 

また、血中のたんぱく質(アルブミンなど)が不足すると体がむくみやすくなります。

 

体がむくむと体液が体に留まり、このことも体を冷やす原因になります。

 

たんぱく質が不足しないようにすることが大切なのは、そのためです。

 

また、ビタミンやミネラルが不足すると代謝が悪くなります。

 

なぜならば、糖質や脂質を分解しエネルギーにするためにビタミンやミネラルが必要だからです。

 

なので、栄養をバランスよく取ることも冷え性を改善するために必要です。

 

このように、適度な運動とバランスの良い食事をすることで、代謝が良くなり、内臓の働きが活発になって副交感神経が働きやすくなります。

 

このことで、

  • 体の深部体温が上がる
  • 末梢血管が開きやすくなって血行が良くなる
  • 自律神経のバランスが良くなる
  • 良質な睡眠が取れて内臓の働きが良くなる

という好循環が得られるようになります。

 

冷え性を改善するためには、

  • 運動
  • 食事
  • 睡眠

を含めたトータルで体質を改善することが必要なのです。

 

【参考記事】

自律神経のバランスを整える

「メンタルに効くフィジカルトレーニング」には、内臓の働きを高め、自律神経のバランスを整える効果があります。

 

これは、身体のコア(核)になる箇所の働きが高まるからです。

 

特に現代人は頭に意識が集中することが多く、交感神経の働きが優位になりがちです。

 

そうすると、おなかの働きが弱くなっています。

 

このことで、自律神経のバランスが崩れ、冷え性を酷くする原因ともなっています。

 

逆に、腹部の中の内臓の働きが高まれば、副交感神経の働きが高まり、自律神経のバランスが整ってきます。

 

そうすると、深部体温が高まり、足の血管が広がりやすくなって血行が良くなり、体の冷えを感じにくくなります。

 

このことで、腹部の中の内臓(肝臓や腸など)の働きが高まり、自律神経のバランスが良くなり、冷え性になりにくい体質へと変化していきます。