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重力と内臓との深い関係

健康を語る上で、地球の重力の影響はとても大きな意味を持ちますが、あまり注目されていません。


そして、内臓の働きも重力の影響を受けています。


なので、内臓の働きを高めるためには自律神経のバランスばかりではなく、体幹部のバランスを整えることも必要だと考えています。


なぜならば、体の歪み、特に体幹部の歪みが強いと、おなかの中に入っている内臓に負担がかかるのです。


負担のかかった内臓は、その働きが弱くなります。


内臓は、おなかの中で同じ場所に位置しているようなイメージを持たれるかもしれませんが、実際には、おなかの中で絶えず動いています。(腎臓や膵臓などは動きません。)

 

特に、腸は食べ物が入ると食べ物を消化するために蠕動運動を行います。

 

この時、体の歪みが強くなることで内臓が動けるスペースがなければ、胃や腸は食べ物を消化するための運動を行うことができません。


そうなると、食べた物が消化されず、そのまま便として排出されてしまいます。

 

体の歪みが強いと、おなかのスペースが狭くなります。


なぜならば、上半身の重みによっておなかが圧迫されるからです。


地球には重力という下に落ちる力が働きます。


一日の約3分の2は、起きている時間です。


その間、おなかには常に上半身の重みがかかることになります。


体の歪みが少なければ、腹横筋というおなかのインナーマッスルによって体を支えることができます。


しかし、体の歪みが強くなると体幹部を支える腹横筋が働きにくくなります。


そうなると、上半身の重みがおなかの方に流れ、そのことによって内臓が押しつぶされる形となり、ウエストが太くなります。


そのため、内臓に負担がかかり、内臓の働きが悪くなります。


この根本的な原因は、体幹部の歪みによるものです。

 

ですので、内臓に負担がかからないように、体幹部の歪みを改善することが大切なのです。

 

そして、体幹部の歪みは、骨と骨とをつなぐ筋肉の張りのバランスによって決まります。


筋肉の張りのバランスは、前後左右のバランスばかりではありません。


表面の筋肉と体の内側の筋肉(インナーマッスル)の張りのバランスが問題となるのです。


表面の筋肉の張りのバランスを整えられると、体を支えるインナーマッスルが使われやすくなります。


このことで、体の歪みを改善することができ、内臓に負担をかけず、内臓の働きが高められます。

 

体の重み、すなわち地球の重力による体への影響は、肩こりや腰痛など筋肉の問題ばかりではなく、内臓の働きも地球の重力に多く影響されているのです。

 

地球上に住んでいる以上、誰にでも重力の影響が及んでいます。

  • 重力の力によって健康を害するのか?

それとも、

  • 重力の力をうまく付き合って生きていくのか?

それを決めるのは、あなた自身です。

 

脱力クリエイトでは、重力を有効に使うための脱力トレーニングを行っております。