脱力調整法「大田式調整動作」
あなたの可能性を導くために必要なこと。
それは「体幹部の動きを良くする」ことです。
体幹部の動きの良し悪しは内臓の働きに大きく影響し、このことが身体の動き、さらには脳の働きにも大きく影響しています。
また、内臓には多くの神経細胞があり、神経を介して脳に大きな影響を与えていることが知られるようになりました。
だとすれば、内臓の働きが悪くなることで脳神経系の働きも悪くなり、ホルモン分泌の低下、免疫系の働きの低下、筋力の低下など、身体機能が全体的に低下することになります。
肩こりや腰痛に悩まされたり、肩や膝に痛みが出たり、病気になりやすかったりする原因かもしれません。
【体幹部の骨】
逆に、体幹部の動きが良くなれば内臓の働きがも良くなり、身体の動きや脳の働きも良くなります。
しかし、人は加齢と共に体幹部の動きが悪くなります。
それと共に、体の緊張が強くなり「身体機能が低下する」という宿命を持っています。
では、体幹部の動きを良くするためには、どのようにすればいいのでしょう?
痛みや不調の原因
いくら健康に気をつけていても年齢を重ねるごとに身体の機能が低下してしまいます。
このことで、痛みや不調を抱えやすくなったり、怪我や病気をしやすくなります。
なので「健康のために、運動を」と言うことは知られていますが、痛みや不調を抱えていると体を動かすことが億劫になります。
「年だから仕方がない」
と言われますが、
なぜ年を取ると痛みや不調、病気や怪我になりやすいのか?
それは、加齢によって体幹部の動きが悪くなるからです。
このことで、
呼吸が浅くなって内臓の働きが弱くなったり、
関節の動きが悪くなって足腰が弱くなります。
そうすると、健康を支える三本柱(食事・睡眠・運動)が機能しずらくなり、痛みや不調、さらには病気や怪我につながってしまいます。
この大きな原因となるのが姿勢の崩れ、すなわち「体の歪み」なのです。
人は、身体のバランスが整った状態で生まれてくるのですが、残念なことに年齢を重ねるごとに体の歪みが強くなってしまいます。
骨盤矯正で改善できない体の歪み
体の歪みが老化の原因だとしたら、
「整体で骨格を矯正してもらえばいいのでは?」
と思うかもしれません。
ですが、骨格矯正を行なっても体の歪みは改善できません。
なぜならば、骨と骨とをつなぐ筋肉の張りのバランスが悪くなるからです。
いくら骨格の位置を動かしても元の位置に戻ってしまうのです。
では、
「マッサージで筋肉の張りをゆるめればいいのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、もんだり押したりするだけで筋肉が緩むのであれば苦労はしません。
すぐに、筋肉が緊張してしまいます。
このことを指圧や整体、リハビリの臨床で痛感してきました。
それは、なぜなのか?
では、どのようにすれば、体の歪みを改善できるのだろう?
と考えました。
体の歪みの原因
臨床経験を積み上げていく過程で
「体の歪みは、日常生活を記憶する脳のプログラムによるものでは?」
という考えを導き出しました。
脳には、日常生活の動作と生活空間が記憶されています。
日常生活の動作と日常生活空間を記憶する脳のプログラムによって、骨と骨とをつなぐ筋肉の張りのバランスが崩れることで体が歪むと考えます。
なぜならば、筋肉の働きを司る脳のプログラムによって、脳と筋肉をつなぐ神経を介して筋肉に待機信号を送り続けているからだと考えられるからです。
さらに、何年も同じ動作を繰り返すことで体の動きが限定されしまうと、体の歪みの固定化が進み、体幹部(背骨・肋骨)の動きが悪くなります。
そうなると、体幹と腕や脚とをつなぐ肩関節や股関節の位置(アライメント)が狂うことで関節をまたぐ骨の動きが悪くなり、骨と骨とをつなぐ筋肉が過緊張状態になって血行が悪くなります。
これらのことによって、身体機能が低下する。
これが、老化の原因だと考えてられます。
加齢と共に、さまざまな痛みが出たり、体の不調、身体機能の低下を訴えるのは、そのためです。
身体のバランスを整える脳のプログラム
体の歪みの原因が、
「日常生活を記憶する脳のプログラム」
によるものだとすれば
「身体のバランスを整った状態を脳にインプット」
することができれば、
「体の歪みを改善することもできる!」
と考えました。
そこで、指圧の手法やリハビリの手法をベースにヒーリングや呼吸法、東洋的身体動作法を検証し、試行錯誤の末に
を整える動作を脳にインプットする方法として構築したのが、脱力調整法「大田式調整動作®」です。
「身体のバランスを整える脳のプログラム」をインストールする(覚える)ことで、身体が本来、備わっている身体調整作用が働くようになります。
人の可能性を引き出す脱力調整法「大田式調整動作®」
大田式調整動作は、当初、既存の骨盤矯正やマッサージなどでは改善できない肩こりや腰痛などの改善と病気や怪我の予防、介護予防法(抗加齢・アンチエイジング)として構築しました。
ですが、大田式調整動作®には病気や怪我の予防だけではない、意外な効果があることに気が付いたのです。
それは、身体機能の向上(パフォーマンスUP)向す。
不調の改善とアンチエイジングやパフォーマンス向上、一見、全く異なることのように認識されるかもしれません。
ですが、
みんな、身体(脳・神経・筋肉・骨・内臓)の構造は同じです。
なので、
同じ原理で行うことが実現できるのです。
このカギを握っているのが「脱力(リラックス)」
その方法として取り入れているのが「身体のバランスを脳にインプットする」脱力調整法です。
「脱力できる身体」を手に入れることで、新しい可能性にチャレンジし続けることができるようになります。
大田式調整動作による副効果
脳の情報処理能力が高まり、
などの効果が期待できます。
このことで、物事を円滑に行えるようになり、パフォーマンスの向上が図れるようになります。
空間把握能力
人に入力される情報の約8割が視覚によるものだと言われ、そのため、脳には過剰の負担がかかり、過緊張状態の原因となります。
大田式調整動作を行うことで、脳の負担が軽減され、過緊張状態から解放されます。
このことで、脳の情報処理能力が高まり、結果として空間把握能力が高まります。
ヒーリング力
気(生命エネルギー)の滞りの原因は、身体の問題だけではなく、身体の外の環境(対人関係・土地の場・気象、天文)によっても生じます。
このような、気の滞りによっても不調や負傷をきたすこともあります。
大田式調整動作を行うことで、ヒーリング力が高まり、不調や負傷の予防が可能になります。
力の透し
脱力体を強化することによって体幹(コア)の動きと手、足、顎の動きとを連動させることができます。
ですが、それだけで不十分で、骨の垂直抗力を対象物へ伝える必要があります。
大田式調整動作を行うことで、体幹から生じる骨の垂直抗力を手、足、顎を介して対象とする物へと力の透しを行えるようになります。